カラーダイヤモンドにはどのような種類があるのでしょうか。
カラーダイヤモンドについて
ダイヤモンドとは無色透明のイメージが強いですが、実はやや黄色がかったものや褐色の場合が
多いということをご存知でしょうか。
大まかにカラーダイヤモンドを分類するとホワイト、イエロー、オレンジ、ピンク、レッド
パープル、バイオレット、ブルー、グリーン、ブラウン、グレー、ブラックに分けられます。
基本的には無色透明のダイヤモンドの方が高価とされていますが、この中には無色透明な
ダイヤモンドよりも高価なものもあります。
例えば金色に近いイエローダイヤ。ティファニー社の有名なティファニー・ダイヤモンドは
カナリー・イエローと呼ばれる希少価値の高いダイヤです。
また天然のファンシーピンクダイヤモンドも高価で、ブルーの未処理の物も同じくかなりの
値がつきます。
これらだけでなくレアなカラーのダイヤモンドも存在します。
バイカラーダイヤモンドは一つの同じダイヤの中に2色入っているものです。
そしてカメレオンダイヤモンドはその名のごとく温度などによって変色するという特徴があります。
一般的なカメレオンダイヤは常温では緑~グレーの色を持ち、加熱すると淡いレモン色~オレンジ
イエローになります。
カラーダイヤモンドの発色原因
ではカラーダイヤモンドはなぜそれぞれ色がついているのでしょうか。
その発色の原因をご紹介します。
イエロー:窒素の含有量が高い為、黄色に変色しています。
ブルー:窒素を含まず、ホウ素を含んでいます。
ピンク:原子格子の塑性変形が原因とされています。
グリーン:ダイヤの母岩から天然放射線が照射され、変色しています。
ブラック:石墨の微粒子が結晶内部に含まれています。
これらの色は天然の場合と人工的に作りだしたものがありますが、当然天然の
ファンシーカラーダイヤモンドの方が高価です。