インゴット。その価値と購入の際気をつけるべきポイントは。
インゴットとは
インゴットとは金やプラチナ、パラジウムや銀などの金属を精製し、ブロック状の一塊としたもので
日本語で鋳塊、のべ棒といいます。
形は「スタンダードバー」と呼ばれる四角い板状に固めたものが非常に多いです。
最近では2.5gという小さなサイズのものから1kgが一般的となっています。
小さなサイズはコインバーとも呼ばれます。
インゴットには品質を保証する意味合いで基本的に刻印がされています。
刻印がないものは偽物の可能性がありますのでご注意ください。
メーカーによって刻印は若干違いますが、商標、重量表示、品質表示、精練分析者マーク、製造番号が
記載されています。
日本で有名な地金製造メーカーは田中貴金属、三菱マテリアル、海外はクレディー・スイス銀行
Degussa(ドイツ)、Metalor U.S.A.(アメリカ)、 Engelhard(イギリス)、LG-NIKKO(韓国)
などが有名です。
なぜインゴットを購入するのか
金融不安や株式市場の冷え込みにより金の価値は高まっています。
銀行にお金を預けていてもほとんど利息はつかないですし、証券や国際も発行元の信用がなければ
価値が大きく変わってきます。
その点、金は唯一の実物資産である為、世界中でインゴットを保有して蓄えとしている方は多いです。
金の保有国としてはアメリカがトップで、次いでドイツ、フランス、イタリア、中国と続きます
(2011年時点)。
その中でも中国は以前は日本と変わらない保有率だったにも関わらず、バブルによって金を購入する人が
急増しました。
それに対し、日本は現在バブルとは程遠い状況ですが、金の価格は高騰しています。
いつ下落するか分からないため、このような時期に保有していたインゴットを売却し、換金するのは
賢い考え方でしょう。
資産目的の地金を購入する際のポイント
資金目的で金を購入する際は純金製(24金)のものを選ぶという事が大切です。
純度99.99%の金は、資産価値があります。インゴットの表面にも「999.9」と刻印されています。
よく耳にする18金は全体の75%が金で残りは銅、ニッケルなどが含まれていますので、資金目的には
向きません。